海外旅行記・体験記

昔書いてた旅行記です。

ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)⑤

*内容は2003年8月時点のものです*

5日目:ベルゲン→コペンハーゲン

クローネを使い切る!

9:55ベルゲンSASホテル前発バスで空港へ。
今日も快晴で、天井がガラス張りの空港のロビーで上を見上げたら、真っ青な空に白い雲がぽっぽっと浮かんでいて、絵のようでした。

免税手続きをし、手元の小銭と合わせて残ったのが85クローネ。このまま残しておいても使えないし、なんとか空港内で買えるものは無いか、3軒しかない店に並ぶ品物を端から端まで、値段だけを見て周りました。

そしてまず、トランプを35クローネで購入!これで飛行機の待ち時間を有効に使えるし、一石二鳥(?)。

次に、カフェテリアで水を2本購入!1本20クローネなので、40クローネ。残ったのは10クローネ。

今まで目を皿のようにして値段を見てきたけど、10クローネなんていうものは売ってなかったよねぇ・・・10クローネくらい、持って帰ろうか?と見るとカフェテリアのレジにちょこっと置いてあるガム。近づいて値段を確かめると・・・10クローネ!

こうして、見事小銭を使い切り、すっきりした気持ちで飛行機に乗り込みました。

コペンハーゲンへ到着

コペンハーゲン空港からは、電車で街中へ向かいます。その電車のすごいこと!

障害者やお年寄りの暮らしやすい環境作りが進んでいる北欧。電車のドアが開くと、ウィーンとタラップが降りてきて、ホームとの間に隙間がなくなり、段差もありません。

ちょうど私達のすぐ近くに、電動車椅子の男性がいたのですが、「すいすい!」っと1人で乗車していました。

車内には、自動販売機、自動ドアの車椅子も入れるトイレ、椅子は折り畳み式で使わない時は広いスペース。そして、発車したのが分からないような静かな発車・・・最新式だしとっても快適!

コペンハーゲン中央駅に着いて、そこからは歩いてホテルへ。ヨーロッパが異常気象に見舞われたこの夏。北欧なのに、猛暑!汗を流しながら、中心からややはずれたところにあるMariottホテルを目指します。

Hotel Mariott

Mariottホテルは、とても新しくて広く、きれいなホテル!ロビーに入っただけでウキウキするくらいでした。

部屋は10階。窓からの景色も最高です♪川では一角が囲まれて泳げるスペースになっていて、子供達が楽しそうに泳ぎ、大人達は日光浴をしていました。本当に北欧!?

部屋の窓からの景色

街中へ

ホテルで一休みしてから、街中を歩いてみることにしました。ホテルのフロントで、「街中へ行くバスはないか?」と聞いたら、「無い」といわれたので、再び15分ほど歩いて街中へ。

ところが、ホテルを出た目の前にバス停が!すぐに来たバスの運転手さんに「街中へ行きますか?」と聞いたら、「No」といわれちゃいました。やっぱりだめか。。。

デンマークは自転車人口がとても多くてびっくり。環境保護と健康のために、通勤も自転車の人が多いそうです。自転車専用道路がどこでも整備されていて、みんなかなりのスピードで走っています。

ちょうどラッシュの時間だったようです

大きな台車をつけて子供を乗せて引っ張ってるお母さん、ヘルメットを被って必死にこいでるおばあちゃんなど、見ていて面白いくらいでした。

市庁舎前広場に着き、その奥に長く延びている北欧最大の歩行者天国ストロイエ」を歩くことにしました。

歩行者天国ストロイエ

市庁舎前広場

ストロイエの真ん中あたり

この後、コペンハーゲン滞在中何度も歩くことになるストロイエ。ロイヤルコペンハーゲンの本店があったり、北欧デザインのお店があったり、大道芸人が楽しげにしていたり、とても魅力的な通りでした。

夕飯はデンマーク料理を

夕飯をどこで食べるか特に決めていなかったので、持ってきていたミシュランガイドを参考に、レストランを探しました。

デンマーク料理が食べられるという"Grabrodre Torv21"。さすがに夜になると肌寒く、外の席だと寒くなりそうだったので、屋内にしました。

レストランの外観

店内は、各テーブルに白いバラのオシャレなアレンジメントが置いてあり、とてもかわいらしく上品な雰囲気。「今日のメニュー」を選びました。

 

メインは白身の魚。付け合せにじゃがいもをふかしたものと、サワークリームで合えた青菜のサラダがありました。盛り付けがきれいだし、味もとてもよかったです。

デザートはデニッシュスタイルの、アイスとジャムが一緒になったもの。ジャムは甘味が相当強かったです。

バスの冒険

ホテルへ帰るのに、試しにバスに乗ってみることにしました。適当に乗ってみて、地図と照らし合わせ、変な方向に曲がりそうになったら降りる。時間もあるし、冒険です!

どうにか2本バスを乗り継いだら、ホテルの近くまで来ることができました。残念なことに目の前にあるバス停を通ってるバスにはめぐり合えませんでした。48番バス・・・どこからどこを走ってるんだろう・・・?

ホテルでもらった地図を見ても、48番というバスは存在しません。「もしかして、改正されたのかな?」、とホテルのインターネットでバスの路線を調べてみました。

すると・・!やっぱり改正されていたようで、持っていた地図と実際走ってるバスの番号が全然違います。そして、良く見ると、ホテルの目の前のバス停を通る48番バスをうまくつかえば、街中へも、駅へも楽に行けそうです!

明日からは48番バスを駆使しよう!!それにしても、ホテルのフロントの人は、なんで「無い」なんて言ってたんだろう・・・??

 

 

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ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)④

*内容は2003年8月時点のものです*

4日目:フィヨルド観光

フィヨルド

晴れた!

念願叶って、晴れ!!!飛び上がるほどの嬉しさでいっぱいです!朝食もウキウキ気分で食べて、8時にホテルを出発。8:40ベルゲン駅発列車に乗ります。

ベルゲンからの列車と列車からの眺め

ベルゲン→ミュールダール→滝(一時下車)→フロム

10:50、ミュールダールという駅に到着。乗り換え時間5分で、向い側に停まっている登山電車に飛び乗ります。さっきまでの電車は結構空いていたのに、今度は満員に近い状態。事前に調べておいた情報だと、進行方向左が景色がよいとのことだったので、左側をゲット。残念ながら、窓際は空いてなかったので、通路側でしたが・・・

登山電車からの眺め

途中、いきなり電車が止りました。

大きな滝があるところで途中停車することは知っていたのですが、発車してからそれほど時間が経ってない。。。ここは違うだろう、と思っていたら、他の乗客の人が、「降りて滝を見に行けるんだよ!」と教えてくれたので、慌てて下車。そしてその滝の大きさにびっくり!

ドーーーッドーーーーッと流れ落ちる滝。
水しぶきがかかるほどです。すると、音楽が流れ始め、民族衣装を身にまとった女性が滝の真中に現れました。そして、音楽に合わせて舞い始めました。あんなところで大変だな~と思いつつ、正直、、、ちょっと笑っちゃいました(^^;)

大きな滝

10分ほどで、「ピーーーーーーーー!」と笛がなり、みんな急いで電車に戻ります。再び車窓からのきれいな景色にうっとりしながら、更に電車は進んで行きます。

11:50、フロムという街に到着。フィヨルド観光船が出るところです。フェリーは13:25発。ここでお昼を食べることにしました。

フロムの街。フィヨルドのスタートです!

穏やかな水面、少し雲が混ざった真っ青な空、高い山、濃い緑に囲まれたテラスでご飯を食べてると、とっても贅沢なピクニックをしている気分になりました。

フェリーに乗船(フロム→グドヴァンゲン)

まだ出港までは時間がありましたが、早目に行っておかないと、良い席が取れないかも!と思ったので、13時頃から、船の周りをうろうろ。でも、どこから乗船するのかわかりません。しばらくすると、ポツポツと人が集まりだし、日本人のツアーコンダクターの人が立っているのを発見!
「これは間違いない!ここから乗船するんだ!」と、近くに並びました。

するとのん気にブラブラしていた人達も、どやどやと船の周りに集まりだし、あっという間に大混雑。そして、船に続くゲートが上げられた途端、「わ~~~!」と一斉に乗り込みが始まりました。

私たちはかなり先頭に近いところに居たので、すぐに甲板の一番上(3階)に上がりました。広い甲板に固定のイスがあるのではなく、プラスチックのイスが積み上げられているのを、自分で運んで置いて座るシステムのようでした。たまたま、端っこに前の人がそのままにしてあったイスが数個あったので、すばやく座りました♪ちょうど船の角といったところ。ばっちりなポジション!

みるみるうちに手すり沿いの外側は人で埋まりました。それでもまだまだ人は乗ってきます。一番上の甲板はやはり人気で、最初にいっぱいになり、諦めた人達が2階で席を作り始め、それでも入りきらなかった人は、屋内に座っていたようです。

大きな船です

そして、「ボーーーーーーーーーッ!」という汽笛と共に出港!いよいよフィヨルドツアーです!!

フィヨルド。氷河期に、氷河が動き、河床を削り取り、そこに深い谷ができて、氷河期が終わってから海水が入り込んだものだそうです。
自然が作り出した雄大な景色、期待で胸が膨らみます。

船では、案内テープが流れており、ノルウェー語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・日本語・中国語・韓国語、他にもいくつかの言語がありました。

一つの説明が全ての言語で続けて流れるので、割と始終テープが流れているといった感じでした。

約2時間のフェリーの旅。長いようで、全く飽きませんでした。

どこを写真に撮っても絵葉書のよう・・・天気が良いのと悪いのではきっととても違うのだろうと、改めて今日の快晴に感謝です。

全く波がないのでピーンと静けさを感じます

ところどころに小さな村がありました

船は満員!!

山で日差しがさえぎられると、寒いくらいでした。

涙が出そうにきれいな風景・・・

すれ違う船とは手を振り合って・・・

本当に言葉では表現しきれない感動でした。こんな景色が世界にはあったのだ、と。
今まで見たことの無い風景に、最初は驚きと興奮でいっぱいでしたが、次第に癒されて、心が静かになって、自然に大きく包まれている感覚になりました。。。。

グドヴァンゲン→ヴォス→ベルゲン

15:25、フェリーがグドヴァンゲンという街に到着しました。
もっともっとフィヨルドを見ていたかったなぁ・・・

下船すると、目の前の広場にヴォス行きのバスが数台停まっていました。
そのバスに乗り込んで、約1時間ちょっと揺られます。

バスの窓から見た景色も最高!大きな大きな湖があったり、山の上から見下ろした景色が素敵だったり・・・でも、後半はぐっすり寝てしまっていました。早起きしたせいかな?

16:50、ヴォスに到着。予定では17:55発の列車でベルゲンに帰ることになっています。念の為、駅に貼ってある時刻表も確認したけど、間違いなく17:55発。その前に、16:42発の列車があったみたいだけど、もう行っちゃったし・・・
それに、但し書きを読むと、どうやら予約が必要な特急列車のようです。
どちらにしても、私たちが持っている周遊券では乗車できなかったかも。

あと1時間、何をして過ごそう・・・?向こうにきれいな公園があったみたいだから、行ってみようか?

すると、向こうから列車が!しかも、ベルゲン行き!「どういうこと?16:42のが遅れて来たのかなぁ?」乗りたいけど・・・きっとダメだよねぇ・・・

ダメ元で、すぐそこに立っていた車掌さんにチケットを見せ、「これで乗れる?」と聞いたら、「オッケ~!乗って乗って!」って言われました。ラッキー!!

列車は最新型で、とてもきれい。食堂車もついていました。

ビールを買って乾杯!なんてついている一日でしょう!!

フロイエン山

ベルゲンに到着してから、一度ホテルに戻り、今日もフロイエン山へ。
すでに一回上っているので、ケーブルカーの特等席も知っています。
景色のいい席に座って、だんだん小さくなるベルゲンの街を見るのも楽しかったです。天気が良かったので、景色も最高!

夕飯は再び日本食

夜ご飯は、今日も昨日と同じ日本食レストラン「nama」へ。
店員さんもみんな覚えててくれたみたいで、「あ~!こんばんは♪」という感じでした。

今日頼んだのは、「弁当BOX」。色んなおかずが入っていました。
でも、昨日のお寿司の方がおいしかったかなぁ?

毎日割と早目にホテルに戻っていたので、今日は夕景を見ることにしました。

ブリッゲンの方へ歩いて行くと、ちょうど夕日が沈んだところで、
幻想的な景色を作り出していました。

ブリッゲン前の港

明日はコペンハーゲンへ移動です!

 

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ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)③

*内容は2003年8月時点のものです*

3日目:ベルゲン市内観光(水族館)

水族館のペンギン

雨だけどフィヨルド行く!?

朝、カーテン開けると、雨・・・。

がーーん。

今日はメインイベント、フィヨルド観光の予定。それなのに、雨なんて・・・(;_;)

ここベルゲンは、1年365日のうち、200日は雨だという、雨の確立がとても高い街だということは事前情報で知っていました。フィヨルド観光も、雨が降ったり寒いことが多いらしいので、フリース&ウィンドブレカー&傘を持参していったくらいです。

それでも、どうにか晴れて欲しい・・・その願いもむなしく、非情にも降りつづける雨・・・

朝食を取るレストランに置いてあった地元新聞で、今日向かう予定のヴォスという地域の天気予報を見ると、雲と雨のマーク。明日は晴れマーク。

「こうなったらダメ元で、明日にチケットの変更ができるかどうか聞いてみよう!」と駅に行ってみることにしました。

電車の発車時刻は午前8:40。その前までにチケットカウンターへ。

雨がざーざー降るなか、黙々と駅を目指します。チケット代は、日本円で1人約1万円。
もしかしたら全額不意になるかもしれない。そうだとしたらとりあえず行ってみて、明日もう一度行こうか・・・キャンセル料が取られるかもしれない。せっかく来たんだから、それでも明日に賭けようか・・・でもそうまでして明日がもっとひどい雨だったら・・・

頭の中はどうしたら一番いいのか決められずにいます。でも、駅に着くまでには新聞の情報を信じて、全額無駄にならない限りは明日に変更することになんとか決め、カウンターのひげを生やしたお兄さんにお願いしてみました。

「今日のチケットを持っているんだけど・・・明日に変更してもらえませんか・・・?」

お兄さんはしばらくチケットをじっと見ていましたが、「いいよ」。

パパパパンっとパソコンのキーボードを打って、新しい券を発券してくれ、「はい。」と渡してくれました。

「・・・・・!!!」なんて親切!!!感激して涙が出そうです。
「ありがとう!どうもありがとう!!!」と言って、駅を出たら・・・・うそぉ・・・晴れてるぅ・・・・「でも、明日の方が絶対いい天気!!信じよう!!」

さて。そんな訳で今日一日ぽっかりと空いてしまいました。まだ朝の9時前。どこに行こうか?

行先変更、市内観光へ

ガイドブックを隅々まで見て、水族館へ行くことにしました。

駅の近くにバスターミナルがあったので、そこから街の中心を挟んで反対側にある水族館へバスに乗って行くことにしました。でも、どう探しても水族館へ行くバスが見当たりません。

インフォメーションで聞いてみたら、「ここは長距離バスしか出てないの。水族館へ行くバスは、ここから出てるわよ」と地図を見ながら教えてくれました。「でも今行ったばかりだから、あと40分は来ないけど」。

ちょうどバスターミナルの上がショッピングモールになっていて、9時に開店したので、ちょっとブラブラ見て時間をつぶし、教えてもらったバス停へ向かいました。再び雨が降り始め、道行く人はズボンまで濡れてしまっています。

11番のバスに乗り込んで、降りる場所を見逃さないように地図を広げます。街の中心に近づいた頃、気が付くと乗客は私たちだけ。

運転手さんが「アクアリウム?」と聞いてきました。なんで行くところがわかったんだろう?と不思議に思いながらも「イエス!」と言うと、水族館のところで停まって「ここだよ」と教えてくれました。

バスの車内

バスの車内の停車ボタンが変わっていました。窓側にぶら下がっている紐をひっぱると「チン!」と音が鳴って、次停まって、という合図になります。手すりや天井につけられたボタンだと、お年寄りや体の不自由な人は押しにくいだろうと、考えられてのことなのかなぁ?と思いました。

ベルゲン水族館

入り口

入り口を入ると、まず池に鯉が泳いでいました。その奥にあざらしの水槽と、ちょっと高台にペンギンの村。

ざらしとペンギンの餌付けが12時からと書いてあったので、先に中を見学することにしました。

建物の中に入るとすぐ、爬虫類のコーナー。ここは水族館のはずなのに・・・蛇・イグアナ・ワニ・・・ガラス一枚の向こうにグロテスクな姿の動物たちがうごめいています。

奥にやっと水槽に泳ぐ魚コーナー。水族館が大好きな私はやっと気持ちが落ち着いて、魚に見入っていました。でも、熱帯魚のようなきれいな魚よりも、色があまりきれいじゃない魚が多かったです。

一番びっくりしたのが「ピラニア」。大量のピラニアが、ほとんど動く事無くじぃ~っと浮かんでる姿はとても不気味で、「この水槽に落ちちゃったら、どんなことになるんだろう」と考えたらぞーっとしました。

更に進んで行くと、"Catfish"と書かれた札が。「あれ?昨日私が食べたのって、Catfishだったよね?え~?どれ~?」恐る恐る水槽を覗きましたが、何種類かの魚が混ざっていてちょっとわかりづらい。中になまずがいました。

「そういえば・・・Catfishって・・・なまずだったかもーー!!」一瞬にして背筋が寒くなりました。「どーしよ!どーしよ!食べちゃったよ~!なまず食べちゃったよ~~!!!」声を押し殺しながらも大騒ぎ。でも・・・おいしかったんだし・・・複雑な気分・・・

ひととおり見終わったところで、12時まであと15分くらい。アイスを買って食べながら、餌付けが始まるのを待ちました。

まずはあざらしの餌付けから。水槽近くに一箇所だけぽっかり人がいない場所があったので、「お!ここは穴場だ!」とそこを陣取りました。

係りのお姉さんが2人登場して、「こんにちは~!」「これから餌付けをしますが、途中で輪くぐりをしたりします。その辺りは濡れますので、カメラなどに気をつけてくださいね♪」・・・ってここじゃん!だから人がいなかったのかー。でも、今更移動できないので、慌ててビデオを上着の中にしまいました。

ざらしのショーを見終わって、次はペンギンの番です。みんなでぞろぞろとペンギン村へ移動しました。ペンギンは、今日はお腹が空いてなかったのか、ほとんどお魚を食べていませんでした。その代わり、どこからかやってきたカモメがその魚を狙っていて、お姉さんは必死に追い払っていました。

帰りもバスで街中へ戻ろうと思っていたのですが、朝バスターミナルでもらった時刻表を見たら行ってしまったばかりのよう。1時間に1本しかないので、お昼を水族館のカフェテリアで取ることにしました。フィッシュスープを頼んで食べて、バス停に向かいます。

すると来たバスの運転手さん・・・・朝と同じ人!向こうも覚えてたみたいで、行き先を告げる前に、「Center City?(街の中心)?」と聞いてくれました。なんで帰りまで行き先がわかっちゃうんだろう・・・不思議に思いながらバスに揺られ、街中が近づいて来たところで適当に降りてみました。

港に出てみると、ブリッゲン地区を見渡せました。その景色がとてもきれい!!近くのベンチに腰掛けてしばらくぼーっと見ていました・・・

ブリッゲン地区を対岸から見たところ

夕飯はお寿司

早起きしたせいか、ちょっと眠くなってきました。一度ホテルに戻って、コーヒーを飲み、ベッドでごろごろしていたら、いつのまにかお昼寝・・・

夕方目が覚め、夕飯はホテルの隣にあった「nama」という日本料理レストランへ行くことにしました。実は私たち、旅行すると必ず日本食か中華を食べてしまうのです。その第一弾!昨日下見したら、日本人っぽい職人さんがいたし、値段も手頃だから、
滞在中一度は来ようと言っていたのです。

お店はモダンなカジュアルカフェといったところ。店員さんは全員現地の人で、メニューも全部英語。カウンターの中でお寿司を握っているのも現地の人でした。(昨日見たアジア系の人はいませんでした)

「寿司の盛り合わせ」を注文。出てきたお寿司は、ネタも新鮮だし、握り方も上品で、とてもおいしかったです。

寿司の盛り合わせ

まだ日が沈んでなかったので、食事の後ブリッゲン地区のお土産屋さんをのぞいて、ホテルへ戻りました。

明日こそ晴れて・・・!!今日も照る照る坊主を窓際に置いて眠りにつきました。

 

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ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)②

*内容は2003年8月時点のものです*

1日目:ベルゲン市内観光

ホテルの朝食は、北欧だけに「バイキング」(笑)。
今まで色んな都市のホテルの朝食でバイキング形式のものはありましたが、Firstホテルのバイキングはその中でも一番種類が多かったです。

名物の山羊チーズ、サーモン、イワシの酢漬けがあるのには感激しました。一番気に入ったのは、チューブに入ったキャビアのペースト。盛り合わせたサラダに付けて食べると塩加減が丁度良くておいしかったです。

のんびりと朝食を取って、11:30にホテルを出発。今日は市内観光です。

ブリッゲン地区

ホテルから歩いて5分ほどで、ブリッゲン地区に到着しました。ここの建物はユネスコ世界遺産に登録されているそうです。おもちゃのようなお家が、傾きながらも昔のままの姿で残っています。ほとんどがお土産屋さんになっていて、見ているだけでワクワクしてきました。

メルヘンチックな建物が並びます

魚市場

次は、魚市場を覗いてみることにしました。

途中のイタリア料理屋さんでお昼ご飯。パスタを食べました。味付けがちょっと甘かったのが印象的でした。

あちらこちらでサーモンを始め、さまざまな魚介類が並んでいます。ふと見ると、「日本円・日本語でお買い物をどうぞ」という張り紙が・・・日本語で「こんにちは!日本人??」と声もかけられました。

端っこの方の店で、鯨の肉を売っているのを発見。実は私は鯨の肉が好きなんです。
早速試食させてもらいました。ついでにサーモンも。どちらも少し油がきつかったです。

ここで買っても、これから長い旅が続きます。カンヌまで持って帰るのは大変。見るだけで終わりかな・・・

魚市場の様子

さて、明日はフィヨルドを見に行く予定です。そのためのチケットを買いに、駅まで行くことにしました。

ベルゲンは、オスロに次ぐ第二の街。小さいながらもお店が沢山あるし、道路も整備されていて、大きすぎない都会という感じ。歩いて周るのにちょうど良かったです。

移動遊園地

駅に向かう途中、大きな噴水のある広い公園に移動遊園地が来ていました。その中のタコの乗り物に乗りたくなって、チケット購入!

始まってしばらくは「わ~い!」「楽しい~!」「気持ちいぃ~!」と余裕だったのですが、何しろ時間が長い!!10分くらい乗っていたんじゃないかな!?という感じ。

だんだん気分が悪くなってきて、「もういい~~・・・」「終わって~・・・」最後は無言。。。

タコのアトラクション

やっと終わって降りたらフラフラ。しばらく公園で休むことにしました。

公園は、遊園地の賑やかさとは正反対に静かでのんびりとした空気が流れていました。
ベンチに腰掛けて目をつぶっている人も沢山います。

公園の大きな噴水

駅でチケット購入

さて、どうにか復活したところで、駅へ!

ベルゲンから、ヴォス→ミュルダール→フロムと電車で行き、フロムからフェリーに乗ってフィヨルドを見学し、グドヴァンゲンからバスでヴォスに戻り、再び電車でベルゲンへ戻る、という周遊券を購入しました。

後は明日が晴れますように・・・!!

券も無事買えたので、街の中心に戻り、フロイエン山に登ってみることにしました。ホテルの近くにケーブルカーの乗り場がありました。

フロイエン山

お天気がいまいちだったのが残念でしたが、それでも素敵な景色!ベルゲンの街が一望できます。晴れてたらどんなにきれいなんだろう・・・

フロイエン山から見た景色

夕食

夜はブリッゲン地区の建物の一つに入っているレストランで食事をすることにしました。

階段を上っていっても、レストランへ入るドアがわからない!「Entrance」と書いてある扉をおそるおそる開けると、そこはレストランの真ん中、といった感じ。面白い入り口でした。

 

レストランの入り口

メニューを見て、おいしそうだと思ってあなごが頼んだメインは"Catfish"。Catfish・・・なんだったっけ・・・?帰ったら調べてみよう!

前菜もメインも全ておいしい!!!北欧は食事があまり・・・と良く聞きますが、全然!お店の人たちも感じ良く、かなり満足しました。

レストランを出たのはまだ夜の8:30だったけど、明日朝早いので、ホテルへ帰ることにしました。

ホテルのロビー裏に、なんとコーヒーと紅茶の無料サービスマシンが!!コーヒーを持って部屋に戻りました。

夜はティッシュで照る照る坊主を作って、窓際に置いて寝ました・・・

 

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ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)①

*内容は2003年8月時点のものです*

1日目:カンヌ→ノルウェー・ベルゲン

(当時住んでいた南仏カンヌからの旅行です。)

北欧旅行のスタート

今回の旅はノルウェー・ベルゲン&デンマークコペンハーゲン、それぞれ4泊ずつです。

17:00ニース空港発KLMでアムステルダム経由ベルゲンへ。トランジット40分。いつか経験したように、また空港を走ることになりませんように!と祈りつつ搭乗。

定刻通りに離陸&着陸だったので、焦ることなく、乗換えができました。

21:20ベルゲンへ到着。小さい飛行場だったので、迷うことなく外へ出られ、街中まで走っているエアポートバスの乗り場もすぐ見つかりました。

バスに揺られること約20分。北欧の夏は日が長いので、まだ明るい外は、緑が濃く、木々が尖っている印象。同じヨーロッパでも、南仏とは違う景色です。

街が近づくと、色がはっきりした壁の家々が見えてきました。屋根が日本の瓦屋根のような家もあって、面白かったです。

セブンイレブンに感動

街の中に入ってからは、ガイドブックの地図と照らし合わせながら、ホテルに近い停留所に停まった時に降りました。すぐ目の前に魚市場。近くにはセブンイレブンがありました。

南仏では見たことのないセブンイレブン!久しぶりに見た「コンビニ」に興奮し、お腹も空いていたので中に入ってみることにしました。

日本のコンビニとは雰囲気が違いましたが、果物や野菜、惣菜が売っているあたりはさすがです。それぞれカルボナーラパスタとカレー風味のパスタを1人前ずつ買って、店内で立ち食い。北欧だけあって、少し味が濃い目でしたが、なかなかおいしい味付けでした。

今回泊まったのはFirst Hotel Marinというホテル。

ホテルの外観

新しいらしく、とても清潔感がありきれいなホテルでした。街の中心に近く、色々行動するのに便利。

普段シャワーしかない我家。久しぶりの湯船に、持参した入浴剤を入れてふ~~~♪とリラックス。明日に備えておやすみなさい。

 

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タヒチ・ボラボラ島旅行記(2004年8月)あとがき

*内容は2004年8月時点のものです*

あとがき

タヒチ旅行をして思ったことなどを書きたいと思います。

 

ツアーは便利!
とにかくいたれりつくせり。本当に楽でした♪

物価が高い!
日本よりも物価が高かったです。
特にホテルのレストランでの食事は、昼食で1人2000円以上、夕食だと6000円以上はします。ビーチでの飲み物なども、700円~1000円くらい。

蚊がいるので虫除けスプレー!
ホテルでは、蚊取り線香などを用意しているところもあるそうですが、電池式を持参しました。(ホテルではあまり蚊に遭遇しませんでした。)空港では、蚊が沢山いるので、携帯スプレーを手足にかけていましたが、それでも刺されました・・・

日差しが強すぎる!SPF50で焼けた!
かなり濃いサングラスをしていても、まぶしくて更にもう1つサングラスが欲しいくらい。日焼け止めは、SPF50を1日に何度も塗り直してもうっすらと焼けました。日焼けオイルだと、真っ赤になります。

日本人が多い!
特に新婚カップルが多かったです。どこへ行っても日本人がいるし、お店などに日本語表記も沢山ありました。大きいホテルには日本人スタッフも常駐しているところが多いです。

ボラボラ島は、日本の免許証で運転OK!
行くまで知らなかったのですが、国際免許証がなくても、日本の免許証でレンタカーが可能だそうです。

機内が寒かった!
エア・タヒチ・ヌイで行ったのですが、毛布が薄めで、機内の温度も低く、寒かったです。「毛布をもう一枚ください」と頼んだのですが、既に何人もの人が頼んでいたらしく、在庫がなくなっていました。日本の真夏に行きましたが、Tシャツに上着・長ズボン・靴下でまだ寒かったです。

空港のお土産屋さんは、国際便に合わせて営業している。
(日本円でも払える)
滞在中お土産が買えなくても安心。空港でほとんどのお土産が売っています。しかも日本円でも支払い可能でした。

サーフィン発祥の地
実はタヒチはサーフィン発祥の地だそうです。タヒチからハワイへと伝わったとか。

 

タヒチ・ボラボラ島旅行記(2004年8月)⑥

*内容は2004年8月時点のものです*

6日目:タヒチ島→日本

帰国の日

今日はとうとう日本へ帰る日。飛行機の出発時間は、夜中の1時前なので、ほぼ1日使えます。

人によっては街中へショッピングに行ったり、観光をしたりするのかもしれませんが、私たちは、「今回の旅のテーマは”のんびり”だしね♪」と、ホテルで過ごすことにしました。

昨日ホテルに到着した時、フロントから「ウェルカムドリンクチケット」をもらったのですが、プールサイドにあるバーで使える時間が午後3時までで、既に過ぎていたため、「今日飲もう!」ということになりました。

水着に着替えてプールへ。ウェルカムドリンクを飲んでから一泳ぎ。プールは、底が砂になっていて、海のような感じでした。(水は海水ではありませんでした)デッキチェアで寝転んで読書。ここもきれいだけど・・・やっぱりボラボラ島の方がきれい~~!

お昼はプールサイドにあるバーで軽食を取りました。午後もプールでの~んびり。

ホテルのプール

夕方、日が沈んできて肌寒くなったので部屋へ戻り、シャワーを浴びてから荷造り。夜9時にチェックアウトをして、ロビーで迎えを待ちました。そして、また貝殻のネックレスをもらいました。

既に暗くなってしまった外を見ながら、空港へ向かいます。時々車が揺れると、首にかけた貝殻のネックレスも揺れています。

空港へ着くと既にすごい人。チェックインをする時、ダメ元で窓側を希望したら無事取れました♪後は出発まで、お土産屋さんを見て歩きます。
パペーテの空港では、国際線の出発時間に合わせて深夜でも営業しているのです。恒例の「現地通貨使いきりゲーム」もやって、飛行機を待ちました。

そして出発。

「何もしない贅沢」を味わったタヒチでの滞在。よくパンフレットやガイドブックと比べて、「写真と違う~」とがっかりすることがありますが、タヒチは裏切るどころか、それ以上の感動を与えてくれました。

汚れなき自然と上手に生きているタヒチアンから、自然を大切にする心を教わった気がしました。

絶対にまた来たい。

真っ暗で何も見えない窓の外を、いつまでもいつまでも見つめていました・・・

(終)

 

タヒチボラボラ島旅行記あとがきへつづく

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