ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)④
*内容は2003年8月時点のものです*
4日目:フィヨルド観光
晴れた!
念願叶って、晴れ!!!飛び上がるほどの嬉しさでいっぱいです!朝食もウキウキ気分で食べて、8時にホテルを出発。8:40ベルゲン駅発列車に乗ります。
ベルゲン→ミュールダール→滝(一時下車)→フロム
10:50、ミュールダールという駅に到着。乗り換え時間5分で、向い側に停まっている登山電車に飛び乗ります。さっきまでの電車は結構空いていたのに、今度は満員に近い状態。事前に調べておいた情報だと、進行方向左が景色がよいとのことだったので、左側をゲット。残念ながら、窓際は空いてなかったので、通路側でしたが・・・
途中、いきなり電車が止りました。
大きな滝があるところで途中停車することは知っていたのですが、発車してからそれほど時間が経ってない。。。ここは違うだろう、と思っていたら、他の乗客の人が、「降りて滝を見に行けるんだよ!」と教えてくれたので、慌てて下車。そしてその滝の大きさにびっくり!
ドーーーッドーーーーッと流れ落ちる滝。
水しぶきがかかるほどです。すると、音楽が流れ始め、民族衣装を身にまとった女性が滝の真中に現れました。そして、音楽に合わせて舞い始めました。あんなところで大変だな~と思いつつ、正直、、、ちょっと笑っちゃいました(^^;)
10分ほどで、「ピーーーーーーーー!」と笛がなり、みんな急いで電車に戻ります。再び車窓からのきれいな景色にうっとりしながら、更に電車は進んで行きます。
11:50、フロムという街に到着。フィヨルド観光船が出るところです。フェリーは13:25発。ここでお昼を食べることにしました。
穏やかな水面、少し雲が混ざった真っ青な空、高い山、濃い緑に囲まれたテラスでご飯を食べてると、とっても贅沢なピクニックをしている気分になりました。
フェリーに乗船(フロム→グドヴァンゲン)
まだ出港までは時間がありましたが、早目に行っておかないと、良い席が取れないかも!と思ったので、13時頃から、船の周りをうろうろ。でも、どこから乗船するのかわかりません。しばらくすると、ポツポツと人が集まりだし、日本人のツアーコンダクターの人が立っているのを発見!
「これは間違いない!ここから乗船するんだ!」と、近くに並びました。
するとのん気にブラブラしていた人達も、どやどやと船の周りに集まりだし、あっという間に大混雑。そして、船に続くゲートが上げられた途端、「わ~~~!」と一斉に乗り込みが始まりました。
私たちはかなり先頭に近いところに居たので、すぐに甲板の一番上(3階)に上がりました。広い甲板に固定のイスがあるのではなく、プラスチックのイスが積み上げられているのを、自分で運んで置いて座るシステムのようでした。たまたま、端っこに前の人がそのままにしてあったイスが数個あったので、すばやく座りました♪ちょうど船の角といったところ。ばっちりなポジション!
みるみるうちに手すり沿いの外側は人で埋まりました。それでもまだまだ人は乗ってきます。一番上の甲板はやはり人気で、最初にいっぱいになり、諦めた人達が2階で席を作り始め、それでも入りきらなかった人は、屋内に座っていたようです。
そして、「ボーーーーーーーーーッ!」という汽笛と共に出港!いよいよフィヨルドツアーです!!
フィヨルド。氷河期に、氷河が動き、河床を削り取り、そこに深い谷ができて、氷河期が終わってから海水が入り込んだものだそうです。
自然が作り出した雄大な景色、期待で胸が膨らみます。
船では、案内テープが流れており、ノルウェー語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語・日本語・中国語・韓国語、他にもいくつかの言語がありました。
一つの説明が全ての言語で続けて流れるので、割と始終テープが流れているといった感じでした。
約2時間のフェリーの旅。長いようで、全く飽きませんでした。
どこを写真に撮っても絵葉書のよう・・・天気が良いのと悪いのではきっととても違うのだろうと、改めて今日の快晴に感謝です。
本当に言葉では表現しきれない感動でした。こんな景色が世界にはあったのだ、と。
今まで見たことの無い風景に、最初は驚きと興奮でいっぱいでしたが、次第に癒されて、心が静かになって、自然に大きく包まれている感覚になりました。。。。
グドヴァンゲン→ヴォス→ベルゲン
15:25、フェリーがグドヴァンゲンという街に到着しました。
もっともっとフィヨルドを見ていたかったなぁ・・・
下船すると、目の前の広場にヴォス行きのバスが数台停まっていました。
そのバスに乗り込んで、約1時間ちょっと揺られます。
バスの窓から見た景色も最高!大きな大きな湖があったり、山の上から見下ろした景色が素敵だったり・・・でも、後半はぐっすり寝てしまっていました。早起きしたせいかな?
16:50、ヴォスに到着。予定では17:55発の列車でベルゲンに帰ることになっています。念の為、駅に貼ってある時刻表も確認したけど、間違いなく17:55発。その前に、16:42発の列車があったみたいだけど、もう行っちゃったし・・・
それに、但し書きを読むと、どうやら予約が必要な特急列車のようです。
どちらにしても、私たちが持っている周遊券では乗車できなかったかも。
あと1時間、何をして過ごそう・・・?向こうにきれいな公園があったみたいだから、行ってみようか?
すると、向こうから列車が!しかも、ベルゲン行き!「どういうこと?16:42のが遅れて来たのかなぁ?」乗りたいけど・・・きっとダメだよねぇ・・・
ダメ元で、すぐそこに立っていた車掌さんにチケットを見せ、「これで乗れる?」と聞いたら、「オッケ~!乗って乗って!」って言われました。ラッキー!!
列車は最新型で、とてもきれい。食堂車もついていました。
ビールを買って乾杯!なんてついている一日でしょう!!
フロイエン山
ベルゲンに到着してから、一度ホテルに戻り、今日もフロイエン山へ。
すでに一回上っているので、ケーブルカーの特等席も知っています。
景色のいい席に座って、だんだん小さくなるベルゲンの街を見るのも楽しかったです。天気が良かったので、景色も最高!
夕飯は再び日本食
夜ご飯は、今日も昨日と同じ日本食レストラン「nama」へ。
店員さんもみんな覚えててくれたみたいで、「あ~!こんばんは♪」という感じでした。
今日頼んだのは、「弁当BOX」。色んなおかずが入っていました。
でも、昨日のお寿司の方がおいしかったかなぁ?
毎日割と早目にホテルに戻っていたので、今日は夕景を見ることにしました。
ブリッゲンの方へ歩いて行くと、ちょうど夕日が沈んだところで、
幻想的な景色を作り出していました。
明日はコペンハーゲンへ移動です!