ベルゲン・コペンハーゲン旅行記(2003年8月)⑧
*内容は2003年8月時点のものです*
8日目:フレデリクスボー城
今日はちょっと遠出をして、郊外にあるフレデリクスボー城に行くことにしました。コペンハーゲン中央駅から電車で約40分、E線終点ヒレロズ駅というところで下車です。
親切なバスの運転手さん
駅から歩いてでも行けるようでしたが、15分かかるというので、この猛暑の中、歩くのはちょっと大変そうだと思い、迷わずバスターミナルへ。
701番バスの運転手さんに「フレデリクスボー城へは行きますか?」と聞くと、「行くよ!」と答えてくれたので早速乗車。
でも、どこのバス停で降りていいんだか、わからなかったので、窓の外をじっと見つめて、お城らしきものが見えたら降りよう、と思っていました。
フレデリクスなんとか、というバス停に停まったので、「きっとここだ!」と降りました。歩き出したら、バスの運転手さんが「プップー!」とクラクションを鳴らし、ドアを開けて、運転席から「ここじゃなくて、もっと先だよ!乗りな!」と親切にも教えてくれました。
「ありがと~!」とお礼を言って、再び乗車。そこから更に数分走ったところで停まり、「ここだよ」と言ってくれました。
「本当にありがとう~!」といいながら降りると、バッグミラー越しに笑顔で手を振ってくれました。なんて親切なんでしょう♪
そういえば、初日の夜、ホテルへ向かうバスの運転手さんも、乗客が私たちだけだったこともあって、色々と話し掛けてくれました。
北欧の人たちは、南欧に比べるとちょっとシャイですが、みんな親切でした。
バス停の目の前の門から入り、奥へ進むとお城に辿り着きました。
フレデリクスボー城
入場料を払って、大きな荷物はコインロッカーに預けるように書いてあったので、必要の無いものをロッカーに入れて見学を始めました。
お城の中は、王様の寝室や大広間などがあって、見応え充分です。あるお部屋の片隅に、床に埋まった椅子のようなものがありました。これは、人力エレベーターだそうで、王様が移動するのに使用したそうです。
お城の上部は、絵画や彫刻が展示してありました。一通り見学を終えて、裏庭に出てみます。
広い池に噴水が上がり、緑が沢山あって、きれいに整えられています。一部、池に続く水路を建設中のため、柵で囲まれたり、資材が積みあがったところがあったのがちょっと残念でしたが、青々とした芝生でピクニックをしている地元の人を見ていると、のんびりと時間が止まっているかのように感じました。
コペンハーゲン街中へ
ベンチで少し休憩して、コペンハーゲン街中へ戻ることにしました。来た時と同じバスで駅に向かい、再び電車に乗ります。
今日の夜は、ミシュラン2つ星のレストランでお食事♪一度ホテルに帰ってお着替え。
バスで、コンゲンス・ニュートーウ広場へ行きます。でも、予約の時間までまだ30分近くありました。
見ると、広場で骨董市をやっていたので、少し見て周ることに。ロイヤル・コペンハーゲンのイヤープレートが無造作に置いてある店もあります。「本物かなぁ・・・?」とちょっと疑ってしまいました。
毎年デザイン変更されるイヤープレート。その年が終わると、二度と作れないように型が壊されるそうです。明日、カンヌへ帰る前に、クリスマスプレートを購入しよう!
予約まで、まだ更に10分ほどあったのですが、骨董市のお店も店じまいを始めてしまったし、さすがにもう3周くらいしてたから、見るものもなくなっていたので、ゆっくりレストランへ向かいました。
ミシュラン2つ星レストラン
レストラン「コマンダンテン」は、フラワーアレンジメントの第一人者が設計したそうです。さすがに、外観も内装も、とてもオシャレでかといって気取った感じも無く、素敵でした。
予め、ホームページでメニューを見て行ったのですが、コースは690クローネのものが1種類のようでした。
2階の窓側の席に通され、渡されたメニューには、「コース 690クローネ」としか書かれていなく、内容は全くわからないようになっていました。
ホームページで見た時に、「おいしそう!」と思っていたし、アラカルトよりもコースが良かったので、そのコースを頼みました。
まず驚いたのは、使われている食器が全てロイヤル・コペンハーゲンの物だということ。それだけで、なんだか贅沢な気分になってしまいます(*^▽^*)
アミュゼが2つ出てきて、その後に前菜、魚、肉、デザート2種類、と続きました。どれも量が多すぎず、盛り付けも上品。ただ、お肉料理は若干クドく感じました。
それでも総合的には大満足!!旅の締めくくりにふさわしいディナーとなりました。