海外旅行記・体験記

昔書いてた旅行記です。

プラハ&ウィーン旅行記(2002年8月)②

 

*内容は2002年8月時点のものです*

2日目:プラハ市内観光(聖ミクラーシュ教会、プラハ城)

朝8時に起床。ホテルの朝食はとても豪華!
ヨーロッパのホテルの朝食の場合、ビュッフェスタイルだと、席についたら、"Coffe or Tea?"と聞かれますが、"Tea"と答えたら、10種類くらいのティーバッグを持ってきてくれて、選ばせてくれました。中には"Japanese Green Tea"(日本の緑茶)というのもありましたが、過去にスイスで"Japanese Tea"を注文したらハーブティーが出てきた事があったので、無難な"English Breakfast"に。

トーストは頼むと焼いて席まで持ってきてくれるし、卵料理も目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグと3種類あり、サラダや果物、ヨーグルトにケーキ、と朝からルンルン気分です。

優雅な朝食で気分を良くして、出発!まずは、ホテル最寄の地下鉄駅Mustekで3日間(72時間)券を購入。地下鉄に乗って、Nadrazi Holesovice駅まで行って、あさってウィーンに移動する時の列車のチケットを購入。乗りたい列車を伝えると、「1ヶ月間有効の券だから、いつ乗っても大丈夫だよ」と言われました。5時間の長旅だし、快適に行きたいと1等クラスにしました。

ウィーン行きのチケットも買って、一安心したところで、市内観光へ!最初の目的駅はMalostranska。そこからトラムに乗り換え!・・・のはずが地上に出てみると停留所が沢山ある!しかも、各停留所はガードレールで仕切ってあって、地上で渡る事は不可能。しかも遠目だとトラムの番号や路線を確かめることができない。。。というわけで、1度地下鉄の駅に戻って、反対の出口から出ては確認。「あ、違うね。」そしてまた地下鉄の駅に戻って、その隣りの出口から出て確認。「あ、これも違う~!」全て確認し終わって、「ないね・・・・」そして、「もしかして、地下鉄の駅が間違ってない!?」慌てて確認すると、降りるはずのMalostranskaより一つ先のHradcanskaという駅でした。ついつい地下鉄の中でおしゃべりに夢中になっていた私達は、乗り越していたのです。。。「それじゃあ、あるはずないよね~!」と地下鉄で一つ戻ることにしました。

Malostranskaに戻って、無事乗りたかったトラム(23番)の停留所を見つ け、乗り換えて聖ミクラーシュ教会へ。

聖ミクラーシュ教会

聖ミクラーシュ教会

プラハ市内には、聖ミクラーシュ教会という名前の教会は2つありますが、私達が訪れたのはマラー・ストラナ地区にある方。(もう一つは旧市街広場にあります)

かつてモーツァルトがパイプオルガンを演奏した教会。天井のフレスコ画はヨーロッパ最大とも言われているそうです。金の装飾がとてもきらびやかで派手は印象を受けました。そこから歩いてプラハ城を目指します。

階段を上りながら10分程歩くと、プラハ市街を見渡せる「エスプレッソ・カイェターンカ」というオープンカフェレストランにたどり着きました。そこでお昼を食べる事にしました。

メニューは6カ国語くらいで書かれていて、英語もありました。(日本語はありませんでした)味もとても良く、店員さんもとても感じが良かったです。午後はプラハ城巡りです。

レストランからの眺め

豚肉のプラハ風(?)とチェコ風パスタ(?)

プラハ

門を入ったら正面の新宮殿の一角にチケット売り場があります。チケット購入後、さらに進むと最初に現れるのが聖ヴィート大聖堂

さっき買ったチケットを見せて・・・・ と思ったら、みんな見せずにズンズン入っていきます。入り口に係員もいないし、「もしかして、チケットって必要なかったのかなぁ?」とちょっと損した気分で、中を見学し始めました。

両側にいくつも続くステンドグラスは、一つ一つが違った雰囲気のもので、どれも新鮮な印象を受けました。

そし て、奥へ進むと、ロープが張ってあり、係員が立っています。その先と地下の墓所見学に、チケットが必要だったらしく、

「なんだ~!ここから先の事だったんだね!やっぱり買ってよかったね♪」とチケットを持っていない人達を横目にスイスイ入場!                      
地下には棺が収められていて、薄暗く、淋しい感じでした。

プラハ城入り口。両脇に衛兵が立っています。

聖ヴィート大聖堂(外観)

聖ヴィート大聖堂(内部)

外へ出て、「この大聖堂をバックに二人で写真を撮ってもらいたいね~」と写真の上手そうな人を探すことに。「あ、あの人が良さそう!」と思っても、違う方向へ行ってしまったりするので、しばらく人間ウォッチングしていたら、カメラを2つも肩から下げた中年のおじさんが来ました。

「あの人、絶対写真好きだよね!」と確信し、「私達の写真を撮ってくれませんか?」と頼むと、なぜか、「君達の??」と言って笑われました。「?」と思いながらも、「はい、私達の。」って言うと、「オッケー、オッケー!」・・・なーんかレンズが下向きすぎじゃない??大聖堂入ってる??「サンキュ~!」とお礼を言って、デジカメの画面で確認すると・・・私達二人の全身だけが大きく写っていました。。。

確かに、「私達の」って言ったけど、普通大聖堂入れてくれるんじゃない~~??
おじさんはきっと「こんなところでツーショットだけ撮ってくれなんて変わってる日本人だな」なんて思って笑ったのでしょう。

でもそこですぐに違う人に頼んでも、おじさんが気を悪くしちゃうだろうし、ま、ここはいいか!と諦めて、旧王宮を見学することにしました。

旧王宮の中に入ると、ガラ~ンと広い広間があります。調度品なども飾られていませんでした。そこからテラスへ出ると、プラハの街が見渡せて、とても綺麗な眺めでした。

旧王宮を出ると、聖イジー教会が現れます。こちらは外観だけを見ました。

 

旧王宮のテラスからの眺め

聖イジー教会

更に奥へ進むと、黄金の小道へたどり着きます。

16世紀に城の門番を住まわせるために作られたという小道。ルドルフ2世が錬金術師を住まわせたとの伝説があるために名づけられたそうです。現在は小さなお土産屋さんなどになっています。

お土産屋さんは、入り口が低く、頭をぶつけてしまいそうなくらい。中も決して広くないので、観光客でぎゅうぎゅう詰めという感じでした。なので、厳選して、天然木で作ったおもちゃのお店に入る事に。動物の置物やおもちゃは、とてもかわいらしく、坂道をカタカタと音を鳴らしてゾウが降りていくおもちゃを買いました♪

ちょっと歩き疲れたので、イジー広場のカフェで休憩。するとポツポツと雨が。。。でもコーヒーを飲んでいる間に止んでくれました。

道の左側に店が並びます。

かつて作家のカフカが住んでいた家。

火薬塔

旧市街広場

地下鉄に乗って、街中へ戻り、買い物をすることにしました。

チェコといったら、「ボヘミアングラス」。ということで、ガイドブックでも紹介されていた安心できる店ツェルトナー・クリスタルへ。3階建てで、姉妹店も多いこの店は、品揃えも豊富で、とても買い物がし易かったです。

旅行の記念に、ブドウの柄が彫られたワイングラスを2つ購入。割れないように、そーっと大事に持って帰らないと・・・!

チェコはガーネットと琥珀も有名。日本へのお土産に、指輪やネックレスなどを購入しました。

歩いていたら、向こうから1歳か2歳くらいの男の子がヨチヨチと歩いてきます。「かわいいぃ~!」と見ていたら「あ~!あ~!」といいながら私に近づいてきました。
ちっちゃな手を取って、"Hello!"と言ったら、連れていたお母さんが、「アホイ!」と。
チェコ語で、「こんにちは」の事です。すかさずあなごも「アホイ!」。あとで振り返ってみると、ずっと英語が通じていたため、チェコ語を使ったのは、唯一この時だけでした。だから、余計に印象に残っているのかもしれません。

ホテルへ戻って、ちょっときれいな服に着替えて、B1のレストランTritonへ。
修復工事が終わったばかりだったので、お客さんは私達だけ。貸切状態です。

店内には怪しいオブジェが沢山!

毎夜ピアノの演奏が行われるそうです。

まずはキールで乾杯!おいしい~!!お料理は、トラディショナルチェコ料理コースに。1皿目は豚肉と冷菜、2皿目はチキンスープ、3皿目は牛肉の煮込み(シュビチコヴァー)とうさぎの肉+クネドリー、4皿目はクレープ。チェコワインと一緒に食べるチェコ料理は、とてもおいしくて、大満足!

レストランTritonでは毎夜ピアノ演奏が行われているということだったのに、修復工事が終了したばかりの時短営業だったためか、今夜はありませんでした。それがちょっと残念だったけど、ほろ酔い気分で、気持ち良く部屋に戻りました。

 

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