海外旅行記・体験記

昔書いてた旅行記です。

タヒチ・ボラボラ島旅行記(2004年8月)⑤

*内容は2004年8月時点のものです*

5日目:ボラボラ島タヒチ島

ボラボラ島へ別れを告げて

とうとうボラボラ島を発つ日が来てしまいました。朝11時チェックアウト、空港行きボートは12:30発です。

チェックアウトの時、貝殻で出来たネックレスをひとつずつくれました。迎えてくれた時は生花のレイ、送ってくれる時は貝殻のネックレス・・・永遠に残る、素敵な思い出。出発までフロントに荷物を預け、着いた日のようにホテル内を散歩しました。

海ガメメがいるところへ行ってみると、係員の人が一生懸命カメを捕まえて、抱きかかえてプラスティックのケースに入れていました。見ると、メジャーで体の大きさを測っていました。「こうやって時々健康診断をするんです。」といいながら、表に数字を記入していました。

そこへ、シェフの格好をした人が通りかかると、「シェフ!今日の食材ですよ~!」「お~、どんな料理にするかな~!」なんて、ブラックユーモアを飛ばしていました(^^;)

ビーチのデッキチェアで、ボラボラ島との別れを惜しみつつ、スキっと晴れた空と海を眺めながらボートを待ちました。

空港行きのボートを待ちます

空港に到着したら、初日に出迎えてくれた日本人スタッフの方が待機していて、チェックインカウンターへ案内してくれました。カウンターの係員は、わざと名前を違う風に読んだり、鼻歌を歌ったり、とにかく陽気♪

出発時刻まで時間があったので、お土産屋さんを見ていると、ショーウィンドウにハイビスカスの絵がかかれたバッグを見つけました。一目惚れ!旅の思い出に購入しました。

手荷物チェックもなく、搭乗。来た時とは逆、進行方向右側の席を運良くゲット!
晴れてるし、きっと最高の景色が見えるはず・・・

飛行機から見下ろしたボラボラ島

すると眼下に信じられないくらいきれいな景色が広がりました。ボラボラ島が一望でき、私たちが宿泊していたメリディアンホテルも見えました。

タヒチ島

タヒチ島パペーテに到着すると、再び日本人スタッフが待機していました。ミニバンに乗って、ホテルへ送ってくれます。

タヒチ島での宿泊も「メリディアン ホテル」。街の中心街からはやや離れたところにあるので、ショッピングやレストランなどに行くにはちょっと不便なところ。

車中、バスの乗り方やタクシーの使い方などを説明してくれましたが、メリディアンホテルのすぐ近くに小さいショッピングセンターがあるというので、わざわざ街中へ出て行くことはやめることにしました。

ホテルの新人くん

ホテルに到着し、チェックイン。そのフロントのお兄ちゃんが、入ったばかりの新人さんだったらしく、対応がちょっとぎこちない感じ。「部屋は○○○号室です。あちらです。」と言われて歩き出したのですが、表示されている部屋番号は全然違うもの。

「あれ??」とキョロキョロしていると、彼が走ってきて、「すみません。もう1つ上の階です。」とエレベーターに案内してくれて、「降りたら右へ行ってください」

「ありがとう」と言い、その通り行ってみたのですが、そこも全然違う番号ばかり。
「どこだ~?どこだ~?」と探して、やっと見つけた私たちの部屋は、フロントのすぐ側でした。(--;)

荷物を置いたら、ホテルの近くのショッピングセンターへ。お土産屋さんやスーパーがありました。スーパーでは、フランスの物が沢山売っていて、懐かしい感じ。
「あ、この洗剤使ってた、使ってた♪」「このお菓子おいしいよね~♪」

ホテルへ戻り、フロントで夕飯のレストランの予約をしました。すると、チェックインした時の彼・・・不安・・・(--;)

「レストランを予約したいんだけど・・・」
「OK!何時がいいですか?」
「何時から開いてるんですか?」
「6時半か7時です。(^^)」
(ど、どっちだよー!)
「じゃぁ、7時で。」
「わかりました。(^^)」

・・・・・?
彼は「まだ何か?」みたいな表情。名前も部屋番号も聞かれてないんだけど・・・

「部屋番号は○○○です。」
「わかりました!」

大丈夫かな~・・・予約取れてるかな~・・・ドキドキしながらフロントを後にして、ホテル内を散策。プールサイドにある卓球台で遊んだり、ビーチを歩いたりしました。

ホテルのレストランでディナー

予約した時間にレストランへ行くと、ちゃんと予約が入っていました。よかった~!
アペリティフ・メゾン”で乾杯をして、タヒチ料理のコースを頼みました。味付けが、アジアっぽいものもあって、とてもおいしかったです。

店員さんの中に、”レイレイ”っ ぽい人がいました。
レイレイ”とは、”男性なのに女性として育てられた人”だそうです。

タヒチは、母系の国で、子供が男の子だけだった場合、末っ子の男の子を女の子として育てる風習があるそうです。見た目は完全に男性なのですが、長く伸ばした黒髪を1つに束ね、耳のところには花を飾り、しぐさはしなやか。話し方もしとやかで、とても感じが良いのです。

レイレイは、そうしたキメ細やかなサービスができるため、ホテルやレストランで重宝されているそうです。

静かに聞こえる波音に耳を澄ませながら、素敵なディナーを楽しみました。

 

タヒチボラボラ島旅行記⑥へつづく

m-t-roseline.hatenablog.com