海外旅行記・体験記

昔書いてた旅行記です。

タヒチ・ボラボラ島旅行記(2004年8月)④

*内容は2004年8月時点のものです*

4日目:ボラボラ島最終日

日の出を見る

日の出を見るために、朝6時に起きました。薄暗いテラスのデッキチェアに座って待ちます。少し雲が多いのが残念だったけど、それでもぐんぐんと昇る朝日はまぶしく、今日1日また、とっても素敵な日になるような気持ちになりました。

まだ早いので、もう一度ベッドへ。少しゆっくり目の朝食を食べたらビーチへ向かいます。

今日はボラボラ島最終日。「何もしない日!」と決めていました。

まずはすっかりお気に入りになったスノーケリングポイントでカメ達と泳ぎ、ビーチで読書をスタート。お昼を食べてからも再び読書、読書、読書!

ビーチにある小屋で、椰子の実ジュースを買いました。椰子の実に穴を開けてストローを差しただけのシンプルなもの。ほんのり甘くてさっぱりとしてて、泳いだ後にぴったり♪

ヤシの実ジュース

ちょっと離れたところで同じく椰子の実ジュースを飲んでいた中年カップルは、しきりに中の実を食べようとしています。しまいには、小屋に行ってナイフとフォークをもらってきて、一生懸命切って食べていました。

「おいしいのかな・・・?」手を突っ込んでちょっとちぎって食べてみましたが、味がありませんでした・・・(--;)

夕方近くなって「ちょっと体動かそうか!」ということになり、ビーチデスクで”ペタンク”を借りました。地面がサラサラ・フカフカの砂なので、うまく転がりませんでしたが、”負けた人は部屋に戻るとき荷物を全部持つこと”、という罰ゲームを決めて真剣勝負!

近くには、ビーチデスクの係りのお兄さんが混ざってビーチバレーを楽しんでいる人達もいました。

ボラボラ島での最後のディナー

今日の夕飯はホテルのレストランで「ポリネシアン料理ビュッフェ」。予約の名前を告げると、まずはお姉さんが料理の説明をしてくれます。

前菜のテーブル、魚のテーブル、野菜のテーブル、肉のテーブル、デザートのテーブル・・・いくつテーブルがあるの!?というくらいの量。全部一口ずつよそっても、食べきれないかも・・・というほどです。

レストラン

席に着いて、まずは飲み物の注文。お姉さんに、「アペリティフ・メゾンはありますか?」と聞くと、ちょっとわからない、というような顔をしたので、「オリジナルのアペリティフはありますか?」と聞きなおすと、「オリジナルは無いです・・・」との答え。

キールはありますか?」と聞くと、首をかしげてるので、「じゃぁ、ワインにします。」と言うと恥ずかしそうにニコっとしました。

「○○はどうしますか?」と聞かれたのですが、聞いたことの無い名前。もしかして・・・と思い「ミネラル・ウォーターのこと?」と聞くと「そう!」と嬉しそうな顔をしました。「小さいのを1つください♪」彼女はとっても感じの良い人でした。

さて、行くぞ!早速料理を取りに席を立ちました。どれもおいしそう・・・少しずつ、本当に一口ずつ取ります。バックではタヒチアン音楽を生で奏でてくれています。

「おいしい~~!」と超ごきげんで食べていると、さっきのお姉さんがやってきて、「もしよければ・・・」と自分が頭に被っていた花輪をくれようとしました。「ありがとう!」と言うと、頭に乗せてくれて、また恥ずかしそうに笑って行ってしまいました。

お姉さんがくれた花輪

食事の前に少しやり取りをした事で、親しみを持ってくれたのかな・・・?と嬉しくなりました。(^^)それを頭に乗せたまま料理を取っていると、初日にちょっと話をしたギャルソンが見つけて、「うぁお!良かったね~!」というので、「彼女がくれたの。」というと、「幸福が訪れるよ♪」と言ってくれました。

フランスに住んでいた頃、がんばってフランス語を使っても、特に感動されたり、喜ばれたり、という経験はありませんでした。あくまで「フツーのこと。当たり前。」という感じ。でも、タヒチではちょっとフランス語を使うと、たちまち感動してくれて、一気に親近感を持ってくれる気がしました。

最初はなかなか覚えられなかったタヒチ語も、「イヤオラナ~(こんにちは)」と「マールルー(ありがとう)」は自然に言えるようになりました。

タヒチアンショー

食事の後、21時からはビーチでポリネシアンダンスショーが行われます。階段にクッションが敷かれてそこが即席観客席。独特の太鼓の音色に合わせて、ものすごい速さで腰を振って踊ります。

そのうち、観客席から何人か選ばれて、ダンス教室!選ばれた人達は、恥ずかしそうにちょっと体を揺らすだけの人もいれば、ものすごいパフォーマンスをして観客から爆笑を取る人までいました。ショーが終わったら、ダンサーと記念撮影。

そのまま部屋に戻るのはちょっともったいない気がしたので、自分の足にボラボラ島の感触を覚えさせるように、ゆっくりゆっくり散歩しました。途中何度も立ち止まっては空を見上げて満点の星空にため息をつきながら・・・

 

タヒチボラボラ島旅行記⑤へつづく

m-t-roseline.hatenablog.com